先生からのエール
今お世話になっている先生などと、普段話せないことを心置きなく話ていただきました。
自身の思い、先生の思いを感じる時間。
中等部在校生 × 教 員
左から、德留 空太郎(中等部1年/第39期生)、井手 勇介(教員 数学担当/中等部1年3組担任/バドミントン部顧問)、吉留 茉子、山野 萌花(中等部1年/第39期生)
※令和8年度時点
自分で考え、行動する楽しさ
ワクワク、ドキドキ
「高い志をもった仲間に出会いたい」そんな思いで志學館に入学したという德留空太郎さん、吉留茉子さん、山野萌花さん。この1年で、どのような成長を遂げたのでしょうか。「怖そうに見えて実は優しい熱血先生」と慕う数学の教科担任、井手勇介先生を囲んで、終始笑顔の本音トークが始まりました。
井手勇介先生(以下先生) 志學館に入学してきたとき、不安なことはあった?
德留空太郎(以下德留) ありました。やっぱり、勉強についていけるかどうかが一番心配でした。
先生 勉強が最大の関心ごとだったんだね。山野さんはどうだった?
山野萌花(以下山野) 私は寮生活になったので、勉強よりも生活面が心配でした。なんでも一人でしなきゃいけないと思うと不安で。だけど始まってみたらすぐに不安は消えました。寮には決まった学習時間があるし、自分でできることが増えていくので自信につながりました。
吉留茉子(以下吉留) 私は3歳から続けてきた水泳と、勉強の両立が一番の不安でした。
先生 吉留さんは鹿児島県の中学校水泳競技大会でトップレベルの成績を収めているよね。勉強時間の確保など、相当な努力があるんだろうね。
吉留 私は遠方からJRで通学しているので、通学時間を勉強にフル活用しています。あと、水泳で結果を出すために、日頃からマヨネーズは食べない、など食事管理にも気をつけています。
先生 すごいね!徹底しているね。
志の高い仲間に出会いたい
先生 小学校の「算数」と違って、「数学」は教科書と問題集を使い分けるのが大変だったんじゃない?
德留 確かに最初は戸惑いました。でも、もともと数学が好きなので、慣れてくると「解けること」が楽しくて……。
山野 それほど大変じゃないかも。
吉留 ねえ……。
先生 数学の話は盛り上がらないね(笑)。
一同 (笑)。
先生 そもそもなぜ志學館を選んだの?
德留 志學館には志の高い人が多そうで、いい意味で競い合えるライバルが見つかると思ったからです。
吉留 私も、中高一貫校で勉強のハードルが高そうなところに魅力を感じました。姉も志學館生だったので、私も文化祭や体育祭などに行く機会があって。公立中学校では体験できないことばかりですごく楽しそうに見えたからです。
山野 私は、入るつもりは全くありませんでした。たまたま学校説明会に行ったとき、カリキュラムに興味を持ち「先取り学習」の環境で自分も挑戦してみたいと思ったんです。
先生 みんな、本当に志が高いなあ。実際に入学してみて変わったことはある?
山野 私は「時間」をすごく意識するようになりました。学校で配られるスケジュール管理の手帳に、やるべきことを書き出すようになってから、自分で考えて動けるようになった気がします。
先生 学年の方針として、自分に目を向ける「振り返り」の習慣を大切にしています。あえて手書きを推奨しているのは、記憶に残るし自立への一つの手段だからなんだよ。
吉留 私も「スキマ時間」を見つけて宿題を終わらせる工夫をしたら、案外うまく回るようになりました。
德留 僕も勉強時間の確保は常に考えています。テニス部なので疲れて寝たい日もありますが、少しでも机に向かうようにしています。
先生 それぞれが目標に向かって自分なりのやり方を工夫しているね。3人とも努力家です。
「正解」より問いを立てる、「探究学習」
先生 1年生は鹿児島をテーマに「探究学習」をしたよね。手応えはどうだった?
山野 私は班のみんなと桜島へ行きました。フェリーで渡って、ビジターセンターで調べたのですが、いつも見ている桜島に知らない歴史や地形の成り立ちがたくさんあって驚きました。
德留 僕たちは「鹿児島弁」を調べました。天文館での街頭アンケートを計画したのですが、話し合いの中で「突然声をかけるのは迷惑かも」という意見が出て。結局、ネットや文献を駆使して調べる方向に切り替えました。
吉留 私たちもまずは、インターネットで「しろくまとかるかん」を調べました。次に実際に食べに行き、お店の方に話を聞いてまとめました。
先生 どの班も、テーマを自分たちで決めてよく調べていました。調べれば調べるほど、疑問が出てくるものだから、その疑問を大事にして、来年の探究活動に深めていこう。
先輩たちの背中に見た「スマートたるべし」の真意
先生 「志學館生はスマートたるべし」という伝統的な言葉があるよね。入学して、その言葉のイメージがつかめたかな?
山野 体育祭の練習の時から、応援団の先輩たちが「本気」で取り組んでいることに衝撃を受けました。負けて本気で泣いている姿を見て「ガチで取り組むこと」のかっこよさを知ったし、だからこそみんながついていくんだなと感じました。
德留 先輩たちは僕たち1年生にも、ダンスや競技をすごく優しく的確に教えてくれました。自由な校風だけど、何でもやっていいわけじゃない。「自由を履き違えないことこそがスマートだ」と、先輩たちの背中を見て学びました。
吉留 困っているとすぐに先輩が声をかけてくれるし、先生方もわかるまでとことん付き合ってくれる。そんな温かさがあるから、安心して新しいことに挑戦できるんだと思います。
先生 僕が思うスマートは、最初から備わっているものではなく、いろんな経験を通して、その末にたどり着くもの。みんなで切磋琢磨して、卒業するときにそれぞれの「スマート」を完成させてくれていたら嬉しいな。それまで共に成長していきたいと思います。
高等部在校生 × 教 員
左から、高吉 美佑、平野 紗梛、内田 寧音(高等部1年/第36期生)、柳井 元希(教員 英語担当/高等部1年3組担任)、向原 紗瑛(高等部1年/第36期生)
※令和8年度時点
新しい世界を見てみよう!
知らないことって、ワクワク
新しい景色を見たい。そんな思いで志學館の扉を開いた「高進生」(高校からの入学生)。クラスも部活もそれぞれだけど、とっても仲のいい、内田寧音さん、高吉美佑さん、平野紗梛さん、向原紗瑛さん。英語の授業を担当する柳井元希先生を囲んで、楽しく対談しました。
仲良くするって、最強!
どうして志學館を選んだのか、きっかけを教えてください。
向原紗瑛(以下向原) 私の母も志學館の卒業生で、高校時代の話を聞いて「楽しそうだな」と思っていました。母は四姉妹で、そのうち三人が志學館の卒業生なんです。叔母たちも「みんな高進生に優しいから心配ないよ」と言っていたので、不安はありませんでした。
内田寧音(以下内田) 私は将来、英語関係の仕事に就きたいと思っていて、中学受験の時に、母や先生から志學館を勧められたのがきっかけです。家から近いし、制服もかわいいし。さまざまな面で自由度が高くて、公立中学校から来た私にとっては驚きでした。
平野紗梛(以下平野) 私は、新しい環境で心機一転スタートしたいという思いがあって、志學館への進学を決めました。あと、制服がかわいいこと。この前、制服で病院に行ったら看護師さんに「どこの高校? 制服かわいいですね!」ってほめられました。
柳井元希先生(以下先生) 実際に入学してみてどうだった?
高吉美佑(以下高吉) 楽しい!私は小学生の時に金管バンドで「チューバ」という大きな楽器をやっていて、入学と同時に吹奏楽部に入りました。今はパーカッション担当なのですが、音楽室で合奏する時のあったかい感じがたまらなく好きです。曲の最後の瞬間に、みんなの音がピタッと揃うところとか、めっちゃ好き。
先生 心配なことはなかった?
平野 入学するまでは、仲間に入れるか心配でした。でも、みんな優しく声をかけてくれて。
内田 私も知っている人が誰もいなかったので不安でしたが、入学式の日から「待ってたよ」という感じであたたかく迎え入れてもらえて安心しました。
高吉 私は、「進学校だから勉強が大変だ」と思っていましたが、授業は楽しいし、先生たちも優しいので苦になりません。
実戦で磨く語学力
先生 向原さんと内田さんは、英語でディベート(討論)をする「ESS」部で頑張っているね。
向原 大学入試に役立つかも、と思って選びました。部員は私たち2人だけです(笑)。この前は、「校則は必要か」という議論で先生たちと対決しました。
先生 おお!面白い。二人は賛成派?反対派?
内田 私たちは、「校則は必要」という賛成派で対決したのですが、結果は2:1で先生に負けました。
先生 なんで、校則は必要だと思ったの?
向原 うーん、私たち2人とも公立中学出身なので、校則があった方が統一感がある気がして「校則は必要」と主張したんです。先生から「校則がない方が一人ひとりの個性がより発揮されるのではないか?」と英語で切り返されて、なるほど!となって、あっさり負けを認めました(笑)。
スマートたるべしの精神
先生 志學館には「スマートたるべし」という言葉があるけど、みんなはどんなふうに捉えていますか?
内田 「スマート」って、賢いということだと思います。勉強だけではなく、周りへの気配りができるとか。
向原 時と場所に応じて、ふさわしい行動をとること。
平野 周りの人をさりげなく気遣えるやさしさが、「スマート」なんじゃないかな。
高吉 自分で考えて行動できることが「スマート」だと思う。わからないけど。
先生 わからないよね。答えはないのだと思います。自分で考えて、自由な発想ができるこの環境こそが、志學館らしさだし、「スマート」なんじゃないでしょうか。
みなさんの「志學館の推しポイント」を教えてください。
高吉 教室からの景色がめっちゃ綺麗!あと、文化祭や体育祭など、行事がたくさんあるところ。
向原 私は、少人数で授業を受けられるところが一番いいかな。先生の指示ではなく、なんでもクラスで話し合って決めるところもいいなと思います。
先生 お!しっかりした答え(笑)。
向原 体育祭の練習の時、内進生が1から全部教えてくれたことがすごく印象に残っているんです。
平野 志學館では、先生と生徒の距離が近くて、仲がいいところがいいなと思います。中学生の頃は、こんな風に打ち解けて話せる先生はいませんでした。
内田 高校から進学する「高進生」は特に、学校に馴染めるか不安だと思いますが、「内進生」の方から積極的に話しかけてくれるから、全然心配いらないよ、って伝えたい。
向原 思った以上に、グイグイくるよね(笑)。
先生 入学して半年も経つと、私たち教師の目にも、内進生と高進生の見分けがつかなくなります。志學館生は自分で考え行動することが自然と身についてくるので、入学したばかりの頃を思い浮かべながら、一人ひとりの成長を見られることは私にとっても嬉しいことです。
一緒に育っていく感じなので生徒への思い入れも深いですね。ちょっと、「重い」って言われちゃうかもしれないけど(笑)。




